- 冬至に柚子風呂に入る風習の由来
「柚子風呂」は、冬至の日に行われる禊(みそぎ)の風習に由来します。ゆずは「融通がきく」、冬至は「湯治」に通じるという語呂合わせから江戸時代に広まったものと考えられています。また、冬至に柚子湯に入ることには、運を呼び込む前に体を清めるという意味もあります。
冬に旬を迎えるゆずは、香りが強く、強い香りには邪気を払うという考えもありました。ゆずは実るまでに長い年月がかかるので、柚子湯に入る風習には、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。
【鬼サウナ✕鬼の町が栽培した柚子がコラボ】
「鬼サウナ」は、2022年6月に姉妹店の伊予の湯治場 喜助の湯に新規オープンしたサウナです。フィンランド式のサウナ入浴法を採用し、サウナマシーンで熱したサウナストーン(ロウリュストーン)にアロマ水をかけることで発生する蒸気(ロウリュ)によって入浴します。
「喜助の湯」のロウリュストーンは、地元愛媛県の伝統工芸で、今治市の名産である「菊間瓦」を応援するために、窯元の「小泉製瓦」とコラボして完成しました。
「鬼サウナ」は以下の4つの魅力を備え、四国におけるサウナの新定番として注目を集めています。
「鬼サウナ」は以下の4つの魅力を備え、四国におけるサウナの新定番として注目を集めています。
1⃣鬼師(鬼瓦等を手作業で作る職人)により製作された迫力のある「巨大鬼瓦」
2⃣日本初となる瓦素材で開発したロウリュストーン「鬼丸・鬼玉」
3⃣日本伝統建築の「日本蔵」をイメージした外観に菊間瓦を使用
4⃣2つの異なるサウナ室
サウナ室の1つは、高温サウナ「蒼」(あお)で、設定温度は90℃です。気持ちの落ち着く青い照明の中でサウナに集中できる「瞑想サウナ」としてご案内しています。
もう1つは、超高温サウナ「炎」(ほむら)で、設定温度は110℃。生存本能を呼び覚まされるような熱さを楽しむことができ、雑念を払い無心でサウナを堪能する「禅サウナ」として人気を集めています。
「鬼サウナ」のオープン後、初となるこのたびの冬至イベントでは、“鬼”という共通点があり、“鬼”で町おこしをしている鬼北町とのコラボが実現しました。鬼北町の名産のゆずを贅沢に使った「柚子風呂」と、ロウリュに用いるアロマ水にゆずを用いた「柚子ロウリュ」の2種類を、期間限定でお楽しみいただけます。
※しまなみ温泉 喜助の湯では男女サウナ室・サウナ小屋(男湯限定)にてお楽しみいただけます。
鬼サウナの詳細情報は、以下のページをご覧ください。
https://www.kisuke.com/yu-matsuyama/archives/4305
・「鬼の棲むまち」のゆず
▼鬼北町モニュメント 「鬼王丸」
鬼北町は愛媛県南西部に位置する人口約1万人の町です。「鬼北」は古くから地域の名称として定着しており、2005年の市町村合併により町名となりました。全国の自治体で唯一「鬼」の文字が入る町であり、「鬼の棲むまち」として町おこしがなされています。
寒暖の差が激しい鬼北町ですが、その気候は香りの強い良質なゆずの栽培に大変適していることから、「ゆずの里」と呼ばれるようにもなりました。化学肥料や農薬を使用しない栽培法により、皮から果汁まで安心して使用することができる点が大きな特徴です。
今回はこの名産のゆずを「柚子風呂」「柚子ロウリュ」に使用します。
11月15日には、「喜助の湯」支配人の臼意卓が、鬼北町役場の和中哲さんとともに、鬼北町父野川の宮森竹義さんのゆず園を訪ね、栽培のへこだわりや苦労などの貴重なお話を直接聞き、収穫体験もさせていただきました。こだわりのゆずを用いた「柚子風呂」「柚子ロウリュ」をぜひ一度、ご体験ください!
▼ゆず園にて収穫体験
▼左:喜助の湯 臼意卓/中央:ゆず園 宮森竹義/右:鬼北町役場 和中哲
▼12月1日~12月23日まで期間限定の鬼北の柚子デザートも販売中