こんにちは、「kSc -kisuke Sauna club-」のプロデューサーの田中です。
Vol.1に引き続き、本場フィンランドでのサウナ作り研修ツアーの報告記をお届けします!
▼2日目のスケジュール
1️⃣ミニ展示会&プレゼン 4社
2️⃣家具で有名な「Nikari」の工場&ショールーム訪問(職人の村フィスカルス)
3️⃣ホテル「Wärdshus」でのランチと + ホテル&サウナ見学
4️⃣ペーパーヤーンの「WOODNOTES」ショールーム訪問
5️⃣建築事務所「Studio Puisto」オフィス訪問
6️⃣「Warner music」オフィスサウナ見学
【番外編】ヘルシンキ市内 サウナ巡り
1️⃣フィンランド発のメーカーによるミニ展示会&プレゼン
2日目の最初には、フィンランド発の各メーカーのミニ展示会とプレゼンがありました。
▲「Lovi」(ロヴィ)
日本でもお馴染みの、フィンランド産の白樺(バーチ)材を組み立てて出来上がるオブジェのメーカーです。
Lovi公式サイト https://www.lovi.jp/
▲「Moi Forest」(モイ フォレスト)
フィンランドの森の持つパワーに興味を持ったフィンランドの研究者と、ナチュラルコスメティックとウェルビーイングに精通した女性達により誕生したブランド。
モイフォレストとはフィンランド語の Moi(モイ)「私の」、英語の Forest(フォレスト)「森」に由来する造語で、「私の森」を意味して名付けらました。ブランドコンセプトは「肌からの森林浴」
Moi Forest公式サイト https://www.hukkajapan.com/forestdustshop
▲ Luin Living(ルイン リビング)
フィンランド発のスパウェア。 ジェンダーレス、エイジレスのデザインとカラーで、ファミリーで使えるホームスパブランド。
Luin Livingt公式サイト https://www.luinlivingjapan.com
▲「Pure Waste」(ピュア ウェイスト)
衣料品の製造時に出るコットンの端材をリサイクルし、服に作り直すアパレルブランドです。
Pure Waste公式サイト https://ourearthproject.jp/
有名家具「NIKARI」の工場&ショールーム訪問
ヘルシンキから西へバスで1時間の場所にあるフィスカルスは、100人以上のアーティストが暮らす「芸術の村」。廃村の危機から復活し、新たな魅力あふれる村として世界中から注目されています。
NIKARIは熟練した職人の技を家具製作に活かしたデザインが特徴の会社で、フィンランドの現代文化の先駆者ともいわれます。
NIKARI公式サイト https://nikari-japan.com/fiskars
NIKARI本社では、その歴史やモノづくりのこだわりなどの話を聞き、家具工場も見学しました。
工場で制作しているのは、1日目に訪問した「Löyly Helsinki」で採用されていた椅子で、座面の中央に穴が空いており、水が溜まらないデザインになっています。
本社と工場の電力は、隣接する水力発電所によって100%賄われているそうで、サステナビリティ(環境への配慮)への取り組みが日本よりずっと進んでいました。
3️⃣ランチ(ホテルWärdshus)+ ホテル/サウナ見学
続いて訪れたのは、ホテル「Fiskars Wärdshus」
▲1836年創業の老舗ホテル「Fiskars Wärdshus」(フィスカルス・ヴァルツフス)
ここで昼食をいただき、宿泊者専用のサウナを特別に見学しました。
Fiskars Wärdshus公式ページ https://www.wardshus.fi/en/home-2/
4️⃣「WOODNOTES」ショールームも訪問
「WOODNOTES」は紙を原料とした繊維のペーパーヤーンを開発した企業です。
▲「WOODNOTES」ショールーム
ペーパーヤーンの開発には20年の歳月がかかったそうです。
上質なクラフト紙でできているため、繊維密度もあり、製品には撥水加工もされています。
日本の畳のようなカーペットなどもあります。
WOODNOTES公式ページ https://www.rezonance.co.jp/our-brand/woodnotesitems.html
5️⃣建築事務所の「Studio Puisto」オフィス訪問
そして建築事務所の「Studio Puisto」を訪問。
▲建築事務所Studio Puisto(プイスト)
フィンランドを拠点とする建築・デザイン事務所で、前日に視察した「Löyly Helsinki」なども手掛けています。
この日は、最近手掛けたピストヒエッカ リゾート エリアの再建プロジェクトのコンセプト設計・苦労話など貴重な話を聞くことできました。
Studio Puisto公式ページ https://studiopuisto.fi/
6️⃣「Warner music Helsinki」のオフィスサウナ見学!
世界の音楽レーベル「Warner music」(ワーナーミュージック)のヘルシンキ支社のオフィスを訪れ、従業員・ゲスト用のオフィスサウナを見学してきました。
▲Warner music Helsinki(ワーナーミュージック)訪問
ここはこの研修ツアー以外では絶対に入ることができない場所で、たいへん貴重な体験Desu。
オフィスサウナとしては最大15名を収容可能。
ライブなどでヘルシンキに訪れるアーティストとのコミュニケーションの場として活用されているそうです。
Warner music Helsinki公式サイト https://warnermusic.fi/yhteystiedot/
2日目のツアーで訪問した場所は以上です。
7️⃣番外編 ヘルシンキ市内 サウナ巡り
ヘルシンキ市内の公衆サウナには日本にない特徴も
2日目の訪問が終わったあとは、ツアー仲間と共にヘルシンキ市内の人気サウナ施設2か所を巡ってきました。
▲UUSI SAUNA(ウーシサウナ)
2018年にオープン。伝統的な公衆サウナをおしゃれにあつらえ、レストランを併設した複合施設です。
ここはサウナ受付がBARになっています。
サウナ室は、男女各1部屋と男女共有サウナが1部屋。ロウリュはもちろん、全室で体験可能。
UUSI SAUNAには珍しく水風呂が完備されていました。Vol.1でご紹介した、水温が4℃から調整できる「Avantpool」もあり、キンキンに冷えた水風呂にダイブできます。
この施設の最大の特徴は、外気浴・レストランエリアは、バスタオルorガウンのみでも自由に施設内での飲食ができることです。
ロウリュをたっぷり堪能したあとに、クラフトビールを片手にマッカラ(ソーセージ)を食べる――UUSIスタイルを満喫しました。UUSI SAUNA公式サイト https://www.uusisauna.fi/
▲1928年開業のヘルシンキ最古の公衆サウナ「Kotiharjun Sauna」(コティハルユ サウナ)
フィンランドの歴史ある名物サウナです。
外気浴をする場所は、なんと店舗入口の外。タオル1枚で外気浴をしている外国人を横目に入店するにはかなり勇気がいります。
私一人だったら、絶対に近寄ることすらできない……という異世界でしたが、気にせずどんどん店内に進んでいく頼もしい仲間に感謝!!
ただこの光景は90年以上前から続いているので、地元の人にとっては日常らしいです。
サウナは男女で分かれており、フィンランドサウナにして超高温設定の約110℃。めずらしくサウナハットをかぶっている人もいました。
実はフィンランドに行って初めて教えてもらったことですが、サウナハットをかぶるフィンランド人はほとんどおらず、サウナハットを持ってもいないそうです。理由は、サウナ室が日本と比べると熱くなく、かぶる必要がないからだそうです。
ただ「コティハルユ サウナ」は別格で、地元の常連さんがじゃんじゃんロウリュをするので、サウナ室は信じられないくらいに熱々です。私も5分でギブアップして冷水シャワーで汗を流し、すぐに外気浴で現地の方に混ざってクールダウン。強面な方もたくさんいましたが、気さくな方が多く、「どこから来たの?」などと聞いてくる方もしばしば。地元の方と交流しながらこの日は終了しました。
Kotiharjun Sauna公式サイト https://www.kotiharjunsauna.fi/
Vol3に続きます!
バックナンバー