皆さんこんにちは!kSc顧問の田中です。
2021年4月に、キスケ社内のサウナ好き3人で発足したkScーKisuke Sauna Clubーは、地元のサウナ巡りを趣味としてスタートしましたが、現在では本格的に温浴事業と連携するようになりました。
日々、サウナの魅力を広めるために新しいアイデアやトレンドを取り入れながら、お客様に最高のサウナ体験を提供し、「日本一サウナーを応援する施設」を掲げてさまざまなプロジェクトに挑戦しています。
おかげさまで、全国のサウナーの皆様のご支持をいただき、気づけば2年連続でサウナ人気ランキング日本1位を受賞するまでに成長することができました。
そして、昨年のフィンランド視察に続き、今回はアウフグース発祥地であるドイツと、最先端のエンタメサウナを体験するため、オランダへの視察に行ってきました!
その様子を、皆さんにもお届けするため、ドイツ・オランダでのサウナ体験を全2回に分けてお届けします。
どうぞお楽しみに!
視察1日目レポート
いよいよドイツ視察がスタート! しかし、スタート早々ハプニング発生。 飛行機に乗って、さあ出発! と思った矢先、バードストライク(鳥との衝突)が発生し、まさかの整備点検で2時間半の遅延…。ミュンヘン空港に到着したのは現地時間19時。飛行機に搭乗してから19時間。
今回の頼れる視察をアテンドをしてくれる「Mr.サウナ」の高山さんと無事に合流。 初日のサウナ施設は延期になりましたが、空港内にイベント出店していた本場ビアホールで乾杯!しっかりと英気を養ってからホテルへ向かいます。明日からドイツサウナ視察が始まります!
視察2日目レポート
2日目は、ミュンヘンにある「テルメ・エルディング(Therme Erding)」に行ってきました! サウナファンにはたまらない、まるでサウナ版ディズニーランド! 敷地の広さは面白い東京ドーム4個分!世界最大級の温泉施設です。
テルメ・エルディング公式HP
https://www.therme-erding.de/
ここでの目玉は、なんと25種類のサウナが楽しめるサウナエリア。 アトラクション感覚で楽しめるサウナや、音楽や香りを使った本格的なショーアウフグース(サウナ内で行われるパフォーマンス)、さらにはスクラブイベントまで盛りだくさん。 6時間の滞在で、25種類のサウナと10以上のイベントに参加。もうサウナ三昧で大忙しです!
特に印象だったのは:
- Russian Banya : 屋外にある100人以上が入る大型サウナ。音楽と感動でアウフグースが進む様子はまるでコンサート!
- Celtic-Throne Sauna : ストーンヘンジを模したサウナ。ケルト音楽が流れ、スタッフが大きな旗を振り回して風を起こすアウフグース!熱も演出もトップクラスでお気に入りです。
- Meditationssauna : 静かに瞑想できるサウナ。アウフくつろぎの中にスクラブ用の塩やピーリングジェルが配られ、至福のリラックスタイム。
そして夕食は、ミュンヘンの有名ビアホール「ホフブロイハウス(Hofbräuhaus am Platzl」で豪快にビールとドイツ料理を堪能!その後、列車でフランクフルトへ移動。
ホフブロイハウス公式HP
https://www.hofbraeuhaus.de/
視察3日目レポート
3日目は、フランクフルトの温泉町バードホンブルグにある「タウナステルメ(Taunus Therme)」へ。ここはアウフグースの本場として知られ、質の高い本格的なサウナ体験ができます。サウナは12室あり、広々とした温水プールと冷水プールも完備されています。地元の年配常連も多く、リラックスした空間でのんびり過ごしました。
中でも驚いたのは、70歳を超えるボウルを超えたベテランアウフギーサーが現役で活躍していたこと! 3時間ほど滞在しましたが、とても充実した施設でした。
その後、高速列車でブルッセルへ移動する途中、ケルン大聖堂に少し滞在し、観光を楽しんだ後、
次の目的地「バーバリースパ デュッセルドルフ(Vabali Spa Düsseldorf)」へ。ここはリゾート感たっぷりのスパで、若者に人気のスポット。派手な演出こそないもの、優雅で洗練されたアウフグースが30分ごとに行われ、極上のリラックスタイムを過ごしました。
バーバリースパ公式HP
https://www.vabali.de/duesseldorf
▲テルメンブッスロー (画像参照:Booking.com)
視察4日目・5日目レポート
4日目は早朝から、オランダのアムステルダムに向けて高速列車で移動。目的地は、アウフグース世界大会の会場でもあるテルメンブッスロー(Thermen Bussloo)。この施設は、2022年の世界大会でも使われた約300人収容の超巨大サウナシアターを完備しており、2024年の世界大会の舞台でもあります。
テルメンブッスロー 公式HP
https://www.thermenbussloo.nl/
今回の視察の楽しみの一つが、日本代表選手たちの活躍です。まずは、大阪の老舗サウナ施設「大東洋レディース」チームが登場!「パン屋さん」をテーマにしたコミカルなアウフグースで、会場を大いに盛り上げました。
5日目には、いよいよ「Steam♡Twins」が登場。鮭山さんと五塔さんのコンビが、世界一を目指して挑戦しました。彼女たちのシンクロした技術と見事な演出に、会場の熱気は最高潮!観客が一体となって応援している様子が印象的でした。世界の頂点を争うプロのアウフギーサーたちによる、圧巻のショーアウフグースを目の当たりにすることができました。
シングル部門ではイタリア代表のMichael Niedermairが見事に優勝。日本からは、惜しくもSteam♡Twinsが4位となり、鮭山さんの2年連続優勝の夢は叶いませんでしたが、堂々たるパフォーマンスで大いに注目を集めました。
アウフグース世界大会 (AufgussWM)2024結果
AufgussWM公式HP
https://aufguss-wm.com/world-cup-results/
■シングル部門優勝: Michael Niedermair(イタリア)
画像参照(Aufguss WM)
■チーム部門優勝: Sigrid and Whitney(オランダ)
画像参照(Aufguss WM)
日本勢も大健闘し、次回の活躍に期待が高まります。世界各国のアウフグース技術の進化を肌で感じ、エンターテイメントとしてのサウナがますます進化していることを実感しました。
視察6日目レポート
オランダの都市アムステルダムに移動し、観光とサウナ巡りの一日。まずは、オランダを代表する美術館、アムステルダム国立美術館とモコ美術館を訪れました。
アムステルダム国立美術館では、レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」といった、オランダ黄金時代を代表する作品を堪能。広大な館内には、絵画や彫刻、工芸品など多様な芸術作品が展示されていて、アート好きにはたまらない空間です。
アムステルダム国立美術館公式HP
https://www.rijksmuseum.nl/nl
続いて訪れたモコ美術館では、現代アートがテーマ。バンクシーやダミアン・ハースト、草間彌生の作品が展示され、特にバンクシーのストリートアートに圧倒されました。ユーモアやメッセージ性に触れ、インスピレーションを得ることができました。
モコ美術館公式HP
https://mocomuseum.com
美術館巡りを楽しんだ後、アムステルダム最後の視察先、「サウナデコ(Sauna Deco)」へ。アムステルダム中央駅から徒歩10分ほどの場所に位置するこのサウナは、ビルイン型で、アールデコ調の豪華な内装が特徴。4種類のサウナに加え、水風呂も完備されており、贅沢な空間でリラックス。特に、1920年代のパリのデパートから譲り受けたインテリアに囲まれてのサウナ体験は格別でした。
サウナデコ公式HP
https://saunadeco.nl/
視察7日目レポート
いよいよ最終日。視察の最後は、オランダのWellness Leidenで締めくくりました。ライデン駅に併設したビル12階に位置するこの施設は、サウナからの眺望が素晴らしく、オランダの風車と近代的なビル群を一望できます。広々とした施設には、複数のサウナや温水プール、リラクゼーションエリアが完備され、非日常的な空間でしっかりとリフレッシュすることができました。
Wellness Leiden公式HP
https://www.bluewellnessleiden.nl/
この7日間で、ドイツ・オランダのサウナ文化の進化を肌で感じることができました。特に、アウフグースのエンターテイメント性がどれほど進化しているか、その奥深さに驚かされました。世界中のサウナのトレンドや技術、そしてエンターテイメント性を日本に持ち帰り、皆さまにさらに進化した体験を提供できるよう、この視察で体験したエンターテイメントを、喜助の湯にアレンジしながら具現化するプロジェクトがいよいよ10月から始動します!
今回の視察で得た体験とインスピレーションを元に、施設全体が「REVOLUTION(進化)」していくことをお楽しみに。サウナーの皆さまと共に成長していく喜助の湯、今後の展開にもご期待ください!
これからも、皆さまの応援をよろしくお願いいたします!